遠い国ほど思い立ったらすぐに行けない海外グルメ。
アジアならひょっこりと行けてしまう?が、遠方でなかなか行けない。
行けないけど、行けない国ほど気になる・・・!
だったら手っ取り早く、国内でどうにか食べたいですよね。
しかも味付け・雰囲気も本場感が満載のお店、できればなかなか日本語が通じないこと。
一番嬉しいのは『今週末行けること・・・!?』
食べログで1000軒以上食べ歩いた私が、何度も通う、ガチのブラジル街角食堂を紹介します。(現在:更新記事は500越えですが、掲載保留や閉店・下書き含めると1000軒越)
『SUPER FOODS BRASIL』
〒252-1132 神奈川県綾瀬市寺尾中4−1−1
営業時間: 11時00分~20時00分
火曜 定休日(年末年始もやってる?)
小田急線で新宿から海老名までいき、相鉄線に乗り換えて「かしわ台」という駅で下車。
駅からは徒歩約15分程度。はっきり言ってgoogle mapが無いと迷います。あっても迷った・・・
ナビに沿って進むと、普通のほのぼのとした日本の住宅地に、個人商店のようなたたずまいのかわいいお店が見えてきます。
近づいていくと明らかに店に出入りしている人たちが日本人では無く、ちょっとざわついたガラス戸が見えたらもう入口です。
外観の最近の写真が無いのが残念ですが、勇気を出して扉をあけると、もはやポルトガル語しか聞こえない。読めない。わからない!!
店内一歩踏み入れるか入れないか、・・・気づけば景色はもうブラジルです。
おすすめメニューの組み合わせ方
お店の入口入ってすぐのスペースにはコンビニのような、メルカド(スーパーマーケット)的なスペースがあります。
ブラジルの食料品、総菜、生活雑貨、雑誌、新聞、電話・・・なんでもあります。
しかし店内を見る前に入ってすぐ右の冷蔵庫に直行して、デザートとドリンクを選んでください。
奥に進むと、優しいおじさんの笑顔とイートインの席が幾つかあります。
だいたい昼時や夜は、近所から来ているブラジル人の皆さんのご飯タイムにかぶりますので、がっつりと日本語は通じません。
しかし、ここのお客様もスタッフの方もカタコトの日本語がわかる方がほんとにごく稀に居て、知らないうちに助けてくれますので、安心です。
私のような単細胞人間は普通にボードを探して、日替わりメニューだなこれは!というところを指さして、「ポルファボール・・・」というだけ。
みなさんニコッとしつつ世話を焼いてくれます。
そう、困っている人を助けたい。人類みな兄弟がここのモットーです。
飲み物とデザートを持って席に座り、オーダー。だいたい日本人居ませんけどなんとかなります。
↑これは私が一番好きな日替わり。ビーフストロガノフのブラジル味。
↑それにブラジルの大定番「フェイジョアーダ」。
ポルトガル植民地だったエリアでは大定番で黒豆と肉の煮込み。日本で言う肉じゃがみたいな位置づけの料理でしょうか。
これに各テーブルにあるキャッサバ芋の粉である「ファロファ」を大量にかけて食べます。
タイミング良いと、焼きたてのふわふわパンが大量にあります。
ものすごく安いのでお土産におすすめ。でもチキンサンドとかにしてもちろん中で食べるのもいいですよ。
どうしてここにブラジルが?
店内でおいしい~~と食べてると、おじさんが味は大丈夫かと心配して話しかけてくれました。厨房に指示を出したり、いろいろなお客さんをもてなしております。
有資格日本語教師のわたしが『日本人なのかな?』と思うほど発音も綺麗で日本語も上手ですが、長文になると迷うようですね。
お聞きしたら日系のブラジルの方でした。
漢字が読めず、新聞も読めず、大変だよ~~と話すおじさん。
このエリアは、バブル前に厚木やアメリカ軍基地の近くの工場にたくさんブラジルの方が働きに来ているそうです。
今でも日本在住20年にして工場だけの勤務で日本語が全く話せない方は多く、悲しい事に日本人からの差別もうけるとのこと。
そんなときのみんなの故郷なんだよ、と笑顔で教えて頂きました。
日本人が来てもだから優しいのですね・・・涙。
ブラジルや南米ってどれだけ遠いの?
みなさんがハードル高めの遠い国ってどこですか?
私にとってハードルが高いのはまさに南米です。
そういえば、先日遠方への仕事先を紹介されましたがものすごく迷っております。(ちなみにパラグアイとグアテマラ・・・w)
※日本からパラグアイへのフライト時間
日本からパラグアイへの直行便はない。一般的に北米のニューヨーク、ダラス、マイアミ、欧州のミラノ、ミュンヘン、ローマなどを経由し、さらにサン・パウロやブエノス・アイレスなど南米の主要都市で乗り継いで行くことになる。午後に日本を出発し、アスンシオンには翌日の午前中に到着。所要時間は経由地での乗り継ぎ込みで26~35時間。
※日本からブラジルへのフライト時間
日本からブラジルへの直行便はなく、アメリカやヨーロッパ、中東などの第3国を経由して入ることになる。ただし、アメリカ経由の場合、アメリカの入国手続きやESTAの取得が必要。ブラジルの空の玄関口はサン・パウロやリオ・デ・ジャネイロなど。
成田~サン・パウロの所要時間は、アメリカ経由で乗り継ぎ時間も含め往路約25時間~、復路約27時間~、ヨーロッパ経由は34時間前後、中東経由は28時間前後。
日本航空(JAL)はアメリカン航空とのコードシェア便を運航している。ロスアンゼルス経由なら往路は成田発17:25で、翌8:00サン・パウロ着。復路はサン・パウロ発22:30で、翌々日の16:50に成田着。(地球の歩き方より)
それはすぐに食べに行けませんね。
都内にはたくさんのブラジル料理がありますが、おかみさんやおじちゃんが毎日作っている新鮮な家庭料理はここだよ。とおじさんが笑顔でおしえてくれました。
おみやげも買える!
はっきり言って私はオーダーしすぎる傾向にあるので、全然たべきれません。
なので、「これは家でも食べれるな」と思ったものは、買って帰ります。
日曜日は日本ではあまり見ないチキンの丸焼き機がお出ましになっていたけど最近はあるのか不明。
プリンを作るコンデンスミルクも甘いやつががっつりつんであります。
↓そして本場のマテ茶も種類はたくさんあります。渋くて太田胃散的な位置づけとして飲むのがおすすめ。ちょうしぶいやつたくさんありますよ!
まとめ
駆け足で紹介しましたが、いかがでしたか?
店内の売店コーナーを写真に撮っていませんでしたが、ブラジルのお菓子、チョリソー、ケーキ、総菜、パン、コーヒー、お茶・・・ほんとうに何でもそろってます。フィリピンのインスタントヌードルまであった。
サッカー関係者もよくこちらに来ているので本当にポルトガル語、スペイン語だらけです。英語は通じなかったですね。
なかなか海外旅行に行けない皆様。これなら今週末でも行けちゃいそうでしょう?
パスポートなし、大金なし。新宿から小田急線→相鉄線ですぐに行ける。優しいアットホームな場所なので、お一人様ご飯でも、人見知りでも、小さい子連れのご家族でももちろん大丈夫。
南米圏の独特の暖かさと、人なつっこさをすぐに堪能できるお店です。