こんにちは、おるたな(@aratakid7)です。
先日、台湾・台北から電車で約2時間の、海と山のあたたかい人々に囲まれた自然の街・花蓮に行って参りました。
前回、花蓮旅行で楽しんだ(?)、KKDAY太魯閣国立公園・絶叫絶景一日ツアーについて書きましたが。
今回はそのKKDAY一日ツアーの中でも、一時間くらいビクビクしつつ必死に頑張った?、天祥レジャーエリアの「祥徳寺」に焦点を絞ってご紹介します。
天祥レジャーエリアの梅林からうっすらと見えるこの白亜の仏像が、なんとも綺麗だった。もしかしたら二度とこれないかも・・・と思って勇気を出して登ってみることにしたのが運のつき(?)
この記事によって高所恐怖症でも時にはこういったところを、花蓮観光を誰かが楽しんで下さったら嬉しい&花蓮の見所を紹介するのが結構楽しい。
↓↓↓ちなみに常日頃から格安航空券の検索にはまっています。
そして!
てゆうかもう二度と行けないwww
ではご紹介します!!
Contents
花蓮太魯閣天祥エリア観光ツアー 『祥徳寺』はおすすめの絶景だった【花蓮に逢いたい】
太魯閣エリアへの一日をツアーをKKDAYで申し込み、いくら高所恐怖症でも車だから問題ないだろうと踏んでいたわたし。
実際には本当に高いところが多く、どこもかしこも岩がゴロゴロしている恐怖の絶壁・崖っぷちで絶叫って言うか絶句・・・ぜ、絶景でした・・・。
数年前はフィリピンの崖っぷちをZIPラインの綱一本で、ケタケタと笑いながら降りていた位の人間だったのに、何故ここはこんなにゾクゾクするのか。。。
太魯閣の天祥青年活動センターという、建築士雑誌デザイン優勝受賞の漢宝徳さんがデザインしたという、迷宮みたいな建物でランチをとり、私のプーさんであるガイドのザオさんと歩いていました。
この先にはセブンとか郵便局があるんですが、それを見ながら、ザオさんと梅林をみてほのぼの・・・。
何も考えず歩いていると、ザオさんは私が少し機嫌?が回復したのを見逃していなかった。
急に動きを変え、スマホを駆使し、私が「景色」と認識している遠~~~い空中みたいなエリアを指さして微笑む。
よーく目をこらしてみると、そこにはあり得ない崖の部分に寺院らしき多重の塔と、ものすごい綺麗な白亜の仏像らしきものがみえるではありませんか。
ザオさん、実力行使に出た。
しかし。よく考えてみよう。
恐くて他の絶景ポイントは躊躇っていたのですが、それでいいのかと自分に問う。
臆したか武蔵・・・!という言葉しか浮かんでこなかった。
恐いけど登ってみたいとザオさんにつげると、とっても嬉しそう。
高いところが好きなのかと尋ねると、何度も来ているからそのようではなく、台湾の綺麗な場所をたくさん見て欲しいんですね・・・。
蓮の花だ・・・。
鬼太郎だったら髪の毛がすでにボウイ布袋さんくらい立っているであろう。
・・・あの三途の川を渡って愛犬に会えるならいいのかもしれない。
小さい頃に苦しいことが多いと感受性が強く育つとパトリック・ジェーンは言う。
もうすでに感受性通り越して、橋を渡る前の感情を思いだし文面が暗くなってきたけど、意を決して三途の川を渡ることにした。
天祥レジャーエリアについて
天祥は太魯閣の入り口から19kmのところにあります。上流から流れてきた大沙渓と塔次基里渓はここで合流して立霧渓になります。川の流れがもたらした長年の土砂の堆積と侵食と地殻上昇によってできた河岸段丘は太魯閣峡谷で最も広い敷地を擁し、バスターミナル、駐車場、郵便局、教会、宿泊施設などが設けられたレジャーエリアとして使用されています。
戦前ここは「タピト」と呼ばれていました。200年前ここに定住した原住民はこのあたりに大量の「Tupidoタピト」クロツグヤシが生えていたことから地名を「タピト」とつけました。日本統治時代行政機関、学校、療養所、交易所などが設けられ、太魯閣の西と東を結ぶ合歓越嶺道沿線の重要な場所でした。現在、太魯閣国立公園を訪れるほとんどの人がここでUターンしますが、ここを拠点に緑水、白楊、蓮花池などの遊歩道に足をのばして、峡谷の自然をたっぷり楽しむのもお薦めです。駐車場の周囲には梅の樹がたくさん植えられています。12月には満開の梅が見られます。<<公式サイトより抜粋>>
所々に日本の歴史を感じる場所、天祥。高級ホテルもコンビニもお土産屋もありますね。
私が行った1月には綺麗な梅の花が咲いておりました。
私が日本語教師の資格を持っていると言うと、嬉しそうに「先生!」といい、単語の質問をバシバシし、メモし、練習をするザオさん。
母音が語頭にくると難しいですよね。それに詰まる音「つ」も語頭で連続すると難しい。
こんなに素敵なザオさんがガイドしてくださるなら、お土産に語彙の本を持ってくれば良かった。
1月太魯閣に言ったこの時は梅とツツジが見頃でした。
祥徳寺までの道のり
いよいよ本題です。
美しい大理石の先には、本当に蓮の花デザインで三途の川に架かる橋みたいな橋があってそれを渡り始めました。
彼の岸に渡る決意をし、寺院に向かう。透き通るような青。
橋の両サイドが覆われていないので、川底が見えるのが恐くて橋の中央を歩く私。
ザオさんはすでに、私を見ては小刻みに震えながら失笑している。失礼かw
川底が地獄過ぎて、数分もかかって向こう岸にたどり着くだけで真っ青、これで1ビビり。
ガイドのザオさんはとても嬉しそうに笑っており、これで2ビビり。
門が地獄と天国なのか、二手に分かれており、私には両方地獄に見えるのですが、初心者に優しい道を頼むと切実に訴えると「解脱門」をおすすめされました。
解脱門の横を見ると崖っぷちには淋しげに笑うお地蔵様。
気を抜くともっと先の崖と奈落の底が視界に入ってしまい、ふらついてしまいそうで気を引き締める。これで10ビビりくらい。
階段と坂道を登っていくのですが、斜面はほとんど覆われていないし、柵もこれが柵なのかというシースルー具合なので顔から表情は消える。こわいこわいこわい・・・
ザオさんはプーさんの笑顔のまま。
ザオ氏大爆笑。おもちゃの笑い袋みたいな声で楽しそうに笑っとる・・・w
さらに途中のお土産屋さんでザオさんの知り合い?親戚なのか、お店の方々と談笑。
「日本人」と紹介されたように思うが、皆さん私の恐がり方にゲラゲラと笑っている模様。・・・笑ってくれ、もう慣れてるから。
途中の土産エリアで遠くの景色に異常が無いか確認するザオ氏。
もはやそんな端っこに動くなんてできない。
ありがたそうな途中の仏像を見る頃には、イメージ的に布袋寅泰ではなくスーパーサイヤ人くらいの形相。
ギシギシと鳴る階段で気を抜くと白目になりそうになるも、プーさんが微笑んでいるので我に返る。⇒繰り返し。
綺麗な植物と尼さんたちの寺院なのか、洗濯物や畑で収穫した野菜をもった尼さんたちに合掌されるけど恐くて柵から手を離すことができなくてうなずくのに必死。。。。
ここは今までの太魯閣渓谷と少しちがうような、おだやかなのにとても淋しい空気がするのだか、空がとても青くて驚いた。
さっきまで雨降ってたのに全然ここは地面が乾いている。同じエリアでも違う。
祥徳寺3大仏像と黄金像のエリアに到着
必死に登ること数十分。50ビビり越えたと思う。
ついに大きな平地に出て、かなり大きめの建物『祥徳寺』があって驚きました。
■祥徳寺について
それは1962年に設立されました。深い山岳地帯のために、プロジェクトの開発は非常に困難であり、無数の祖先によって建てられたのはLingshanの聖なる山です。その美しい環境のために、寺院は世界で最も大きいチベット仏教の像である「台湾の九華山」として知られています。
夢の中でXiangde寺院の管理者が26メートルの白い軍曹(白衣大士)に指示されたので、地下室の人は寺院の内外でジレンマに対処することができました、そして、理事会は繰り返し思いやりのある修道院長に尋ねました。 1986年8月、金山翔徳寺で聖地の保護を担当。Liwuチャン徳寺の三辺を接する、中央山脈の間に建つ、1990台風や地震が繰り返し侵略を被った、Liwuは、ストリームはパデューブリッジ、寺の山の斜面崩壊深刻な地滑りの上に上昇し、前例のない鉄砲水が発生しました罠には、しかし地球の達人は困難を恐れていません、地球の悲しみを支持して、修正の聖火に火をつけて、そして有名な国際的な聖地としてXiangde寺院を再編成。<<Wiki中国語からの翻訳文より抜粋>>
■地蔵菩薩について
「チベット」の菩薩は生き残っている聖人の名前で、「土地」は固有名詞、「仏」は一般名です。チベットの菩薩が地球上の所有物と呼ばれる理由は2つの意味があります:それは菩薩の美徳についてのものであり、それがチベット語の意味を持つのは菩薩の美徳のためです。
・Yu Yuの “ドイツ語”
・その「散歩」を見せることです。チベット人の名前は菩薩の道徳的な最高点です。もう一つは菩薩の実演です。一言で言えば、彼の意志は永遠に無限と無限であるため、チベット菩薩はダライ菩薩の中で偉大な仏です。<<こちらもwiki翻訳文からです>>
公式サイトはこちら。
日本語のサイトをいくつか後から調べてみると、1968年に完成したという仏教臨済宗の寺院。「台湾の九華山」と呼ばれる絶景スポット・観光名所で由来は周囲を九つの山に囲まれているからとのこと。太魯閣十字軍とか、いろいろと調べてみたい歴史も出てきた。
そしてアジアで最大と言われている36尺の大きさの黄金の地蔵菩薩像と、本殿のような大きな建物の中には3体の厳粛な仏像がありました。
でかい。こんな高地にどうやったんだろう。
他にもいくつかの仏像が有り、必死に説明してくれるザオさん。
順番におまいりしていると、尼さんがまたこちらに挨拶をしてくれます。
こちらに住んでいるのかな、社務所ではないのですが、それに見えるような建物があった。
下界を捨てて暮らすのはどんな気持ちなんだろう。
さて。山肌を見ない一瞬で怖さは一旦落ち着いたのですが、気を抜けば断崖。気を取り直すと断崖。気を取り乱したら断崖。ん?
もう少し頑張ることを告げる。
寺院とかに行くと歴史とか、その場でせめてwikiでも調べたくなるのですが、もはやググる余裕も無い。
ここで、すでに生まれたての子鹿ガクブルを通り越して、メドゥーサ石になっている私に気を遣い、ガイドのプーさんが心配して手を引いてくれるという・・・すみません・・・。
牛につられて善光寺まいりではなくて、ザオ氏につられて祥徳寺まいり。
通りすがりのジャスティンみたいな若者欧米人や中東の方々に、思いっきり笑われるけど、もう高所以外今は問題では無い。
笑うがいい・・・本物の高所恐怖症の人は下りの方が恐いんだ。
崖から見えた白亜の仏像についに到着
先ほどの平地から少し下ったところに念願の白い仏像がサクッとあって拍子抜けした。
写真を写したのですが、一番端っこにいって折角の仏像の全体像の写真も撮れない程に恐い。
メインテンプル・多重塔は「天峯塔」と言われるストゥーパで、さっき私が梅林からみたもの、少し下った斜めの場所にありました。
思わず目を見開いた気がする。本当にだいじょうぶかな。
小さい=というのはどうやらビクビクしている人に対して『小心者』をさす言葉の直訳のようで、「恐がり」という日本語の言葉を虫の息で教えておいた。
白い仏像から少し上がったところにある天峯塔。
行ってみると言ったのは良いですが、近づいた瞬間、ゾクゾクではなくてビリビリと鳥肌がたち、何か特別な場所なのか恐怖を感じる。これで確実に500ビビり越えた。
咄嗟にこの言葉が出てくる世代よ・・・。
此処は無理だと伝えると、プーさんは此処で充分だという。
ビバークなしで下山することにした。
固まる私は日本語ではなく意味不明のカタコト英語でお礼をいうと、ザオさんはこう言ってにっこりしてくれた。
とりあえず崖っぷちにできた名刹、真っ青の牛歩でザオに手を取ってもらい降りれた。ものすごいHP消耗した。
ゾワゾワする場所が多いと思ったら、やはりだった。サンキューザオ。I couln’t overcome it without you. Thank yooooooou!!!って言ったら、「ウン、ワカル」って言われた… pic.twitter.com/KB32051ChT
— おるたな@寒いところ無理めの旅人。音楽と飯と人。 (@aratakid7) 2019年1月13日
太魯閣・天祥エリア~『祥徳寺』『天峯塔』へのアクセス
早朝からOPENしているんですね・・・。
花蓮駅からだとバスの終点、公共バスだと1126,1133,1141の路線が正しいのかな・・・?
今回私はKKDayさんのツアーで行ったので実際にバスでは行ってませんので最新情報は皆さんが行くときに直接ご確認をお願いします・・・!
花蓮駅前の『花蓮県旅遊服務中心』でパンフレットをもらおう!
花蓮駅前にはでっかい観光情報センターがあるからそこで聞いたりパンフレットもらっておくのをオススメします。日本語パンフももちろんあります。
ただ、太魯閣は見所が点在しており、ちょうど良い時間にバスを拾うのも大変だし、団体客と合わせての行動は短時間旅行者では難しいので、効率的な個人ツアーが最高だと思ってます。
体力と気力、つまりHPがあれば、この近くにある大正12年にあった温天翔石像。
元祥公園「元・佐久間神社」にも行ってみたかったのですが、もはや無理。いつか元佐久間神社だけ単体で行ってみたいなー。
号泣&いきなりの雨に、サッと笑顔で傘を出すザオさん…。
完璧や!#花蓮の人みんな優しい pic.twitter.com/gDgSDuNw6c
— おるたな@寒いところ無理めの旅人。音楽と飯と人。 (@aratakid7) 2019年1月13日
まとめ
いかがでしたか?
下山は無言で、登りよりも絶景ビューが視界に入るため、私には凄まじく恐ろしく、ザオさんに引っ張ってもらい、牛歩でした。(T^T)
下山中も通り過ぎる皆さんがほぼにこやかに笑っておられましたので、私は結構な恐がりです。
高いところが大丈夫なメンタル強めの方、絶景とか秘境大好きな方の普通の丁寧な記事での紹介を待っております。ググります。その写真をチラ見して冷静に振り返ります。
そして、ツアーは海辺へ行き、一日観光の最後には花蓮街中にも近い松園別館へ案内してもらいました。
雨の中、松園別館の防空壕では、当時の若者・・・と言うよりも子どものような兵士達の写真を見て大泣きし、雨なのに傘を持ってこなかった私にサッと優しい笑顔で傘を出すザオ氏。(先ほどの写真参照)
台湾にいると中国本土に対する感情と日本に対する感情と、見えないけど何かが違う空気があった。
ザオさんは蔡焜燦氏みたいに「愛日家」だったのかな。今回はそんな人達が多かった。
ありがとうザオさん。
今回は本当に、ザオさんのおかげで良い時間を過ごすことができました。
気取りやてらいとは全く無縁、嫌な顔ひとつせず、まじめで正直な一人のガイドさん。
今回のブログは、ザオさんに捧げます。
旅先の優しい人々への気持ちを吐露した思い出が、一人でも多くの人の目にとまることを願ってやみません。
私は今回、↓↓↓現地アクティビティ格安予約サイトの『KKday』さんで、花蓮一日観光ツアーを前々日に予約して、現地ドライバーがザオさんでした。
ザオさんどんどん繁盛したら嬉しいけど、そのままで変わらないで居て欲しいです。
おるたな(@aratakid7)でした。
https://tomboytrip.co/hualien-taiwan-karen-dannganikikata/